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車の下取り価格と新車割引額を最大に出来るたった一つの方法とは?
2017年3月22日更新
多くの方が、車の下取り価格をもっと高く出来る可能性があると思います。
それは言い換えると、下取り価格を損してしまっているとも言えます!
損をしている理由は、
●下取り価格が安過ぎたとしてもそれに気づけないから。
●「下取り価格が高くなった」という錯覚を起こすから。
この二つの理由が大きいです。
下取り価格を高くできれば、次に買う車の購入費を安くする事が出来ますので少しでも高くしたいところですよね!
しかし実際は下取り価格が上がっても、トータルでは金額は変わってないという事になったりしています。
そこで今回は「車の下取り価格と新車割引額を最大に出来るたった一つの方法」について解説しました!
この方法は、下取り価格を最大にするだけじゃなく、新車価格の割引も最大になりますので一石二鳥です!
是非参考にしてください。
目 次
下取り価格の安さに気づけない理由
「下取り」とは
ディーラーで新車を購入する時に古い車を引き取ってもらってその価値分を新車価格から割引してもらう取引方法の事です。
新車を買うお店でそのまま引き取ってもらえるので、「車を売る手段としてもっとも自然な流れ」になるため多くの人が利用している方法です。
しかし、下取り価格が安くなってしまっても気づけないのです。
ディーラーへの絶対的な信頼
下取りを選択する人というのは、基本的にディーラーに絶対的な信頼を置いている場合がほとんどなので、余計に疑問を抱く事は無くなります。
もちろんディーラーは信頼感抜群ですが、ディーラーも商売なので下取り価格は安く抑えたいのが本音です。
もしあなたがディーラーの立場だったとしたら、
「下取り価格を安くしても疑問を抱く人が居ない」という状況なら、積極的に高くしようとは思いませんよね?
ですので、下取り価格が安かったとしても疑問すら抱く人が少ない事が現状です。
下取りは車の評価(査定額)を比較していない
もう一つは、車の評価(査定)をしているのがディーラー1社だけなので、比較対象が無い事も気づけない理由となります。
比較していなければ、車に詳しい人でもない限り「ディーラーの評価(査定)」に疑問を抱きようが無いですよね。
下取りは「下取り価格の安さ」に気づく事が出来る要素が無い。
加えてもう一つ、「下取り価格が高い」という錯覚を起こしてしまう事もあるんです。(^_^;)
「下取り価格が高くなった」という錯覚を起こす理由
「下取り」をしてもらう時は、例外なく新しい車を買う時です。
その時、下取り価格を出してもらうのと同時に、新しい車の見積りも出してもらいますよね。
ここに落とし穴があります。
その時に「下取り価格」と「新車割引額」を合算して見積りを出される事が多いです。
しかし、そうなってしまうと本当の下取り額が見えにくくなってしまうんです。
内訳を解説します。
まず、ディーラーは見積り提示をする前に下取り車を確認して「下取り価格」と「割引額」のトータル値引きを【最大で60万円】と決めます。
●下取り価格の上限は50万円
●新車割引額の上限は10万円
この二つを上限額として、トータルで60万円を超えないように金額提示をしてきます。
まず最初は下取り価格を決めます。
ディーラーとしては、トータル値引きは安いに越した事はありませんので、「下取り価格」は低い金額からスタートしてきます。
①下取りが40万円なら新車額は(5万円~最大20万円)
②下取りが45万円なら新車割引額は(5万円~最大15万円)
③下取りが50万円なら新車割引額は(3万円~最大10万円)
このような感じで、最終的に60万円以内に納まるように新車割引額を調整して見積りを出してきます。
しかし、このように合算されて金額提示をされてしまうと、本当の車の価値ってわかりませんよね?
下取り価格が上がっても、新車割引額が下がったら「結局一緒やん!」ってなってしまいます。
「下取り価格」と「新車割引額」を最大にする方法
合算して金額提示をされてしまうと「下取り価格」と「新車割引額」の最高金額が分かり辛くなってしまい、
「下取りと割引両者の最大の金額はいくらだったの?」ってなってしまいます。
「下取り価格」「新車割引額」ともに最高金額を引き出したいところですよね?
では両方を最大にするにはどうすれば良いのでしょう?
下取りと新車見積は別で考えてもらうようにする
合算して見積りを出されないようにする為には、別で考えてもらうようにする事です。
しかし、「下取りと新車見積は別で考えてください」って言うだけでは「わかりました」って言われるだけで実際はそうはなりません!
別で金額を出すしかない状況にする
別で金額を出すしかない状況にすれば、合算されることはありませんよね?
どのようにすれば良いかと言うと、
「下取りは無し」で新車の見積もりを出してもらう
下取りはお願いしない事にすれば、まずは「新車の見積もり」だけを論点にして交渉することが出来ますよね。
この時の割引額は「下取り価格」によって金額が変わったりする事がないので、「最大割引額」を引き出す事が可能となります。
最大割引額の新車見積を引き出す事が出来たら次は・・・
あとから下取りもお願いする
この時点で「新車の見積もり」はすでに出てますので、ここからは純粋な「下取り価格」だけで交渉をする事が出来ます。
その時に欲を言えば、予め別の業者に査定額を出してもらっておくと下取り価格交渉に役立てる事ができますよ。
このように「下取り」と「新車見積」を別々に考えてもらう事で双方の「最大金額」が引き出せるようになるわけですね!
下取り価格は元々が安い
別々に見積りを出してもらう事で「最大金額」が引き出せるとお伝えしましたが、
しかし、「下取り価格」というのはそもそも金額設定が安いという事があります。
下取り価格の金額設定についてはコチラの記事【車の下取り価格に納得がいかない場合の対処法】を参照してください。
ですので、たとえ「最大金額」になったとしても物足りなさを感じてしまうかもしれません。
まとめ
ディーラーで下取りをしてもらう時は、「下取り価格」と「新車の割引額」を合算して金額を出されてしまう事が多く、それぞれの最大金額が分からなくなってしまいます。
そうならないために「下取り金額」と「新車割引額」は別々に出してもらうようにすればそれぞれの最大の金額を出す事が出来ます。
いかがでしたでしょうか?
これから新車を買うという方は、ディーラーに古い車の下取りをお願いする方も多いと思います。
その時にこの記事が少しでもお役に立てれば幸いです。