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車買取業者は査定で車を見てないって知っていましたか?
2017年3月27日更新
車を高く買取ってもらう為には「車を良く見せれば良い」と思っていませんか?
●「大事に乗ってきたことをアピールしましょう」
●「印象を良くする為に掃除・洗車をしておきましょう」
などなど・・・
車買取関連の情報サイトにはこのような事が書いてありますよね。
しかし!実はこれらの事はほとんど意味がありません!!
無駄とは言いませんが車の査定には何の影響もない事です|д゚)
なぜなら車査定額を高くしたり低くしたりする要素は車そのものではないからです。
「は!・・・・・・・・・」
「ちょっと何を言ってるか意味が分からないんですけど・・・」
なんて言われてしまいそうですが(笑)
でも事実ですので、ちょっと解説してみます。
車を高く買取ってもらいたくて色々調べている方には、かなり役に立つ記事ですので是非参考にしてみてください!
目 次
車の査定額は査定前から決まっている
車買取業者は実際に車を見て査定額を決めているように見えますが、実はたいして車は見ていません!
なぜなら中古車というのは市場相場があって、それがそのまま査定額になっているからです。
つまり、車を見なくても【車種】【グレード】【年式】【走行距離】【ボディカラー】【オプション】【修復歴】【車検期間】がわかればある程度の査定額はすぐにわかるのです。
この8項目といえば、車査定の申し込み画面などで入力をしなければならない項目なので、実際に車を見に来る前にはすでにだいたいの査定額は出ているんです。
車の市場相場とは?
車の市場相場は、車業者同士が取引をする業者オークションでの落札価格が市場相場となります。
車の査定額は、同車種で同条件に近い車の直近の落札価格を見れば「いくらで売れるか?」がわかるのでそれで決まっています。
その落札価格から「自社の利益」と「諸経費」を引いた額が査定額という事になるわけです。
これなら車のだいたいの情報を聞くだけで査定額が決まるというのが理解できますよね!!
査定に来る前からある程度の査定額が決まっている事が納得していただけたと思います。
ではなぜわざわざ車を見に出張してくるのでしょうか?
実際に査定に来て車を見る理由は?
実際に見なければわからなくて、査定額に大きな影響を与える要素の中に「修復歴」「メーターの巻きが無いか」があります。
実際に見に来る理由はこの2点を見る為です。
車買取り店は買い取った車を「現状渡し」で転売しますので、「修復歴」「メーター巻きが無いか」以外は実はそれほど気にはしないのです。
(気にしていませんが、査定額を安くする為に「このキズは減額になりますね!」とか言って減額する理由に使ってきます・・・)
「修復歴」「メーターの巻きが無いか」をほどほどに確認したら、いよいよ本題の部分を見始めます。
いったい何を見るのでしょうか?
車買取業者が車以外で見ている部分
車を見るのは早々に切り上げて
車を売ろうとしている人の事を見ます。
車を売ろうとしている人の状況を観察しているんですね~!
車を売ろうとしている人の状況によって査定額は上下するんです!!
ではどんな風に人を見ているのでしょうか?
車査定で買取業者が見ている部分とは?
だいたい以下の事を見たり質問したりして状況次第で査定額を上下させています。
●「急いで売りたいのか?」
●「ゆっくり考えたいのか?」
●「いくら位で売りたいのか?」
●「車を売る理由は?」
●「押しに弱そうな人か?良い人そうか?」
●「次の車はどこで買うのか?」
●「他社と比較しているか?」
●「他社の査定額はいくらなのか?」
●「ネットで車買取の事を研究しているか?」
などなどです!
売り手のこれらの状況を観察したり、質問して探ったりして、その状況によって査定額を決めているんです!
ビックリしますよね??( ゚Д゚)
でも本当にそうなんですよ。
それぞれで査定額にどんな影響があるのか?
それぞれの状況だと査定額がどうなるのかをまとめました!
「急いで売りたいのか?」
これは急基本的には査定額を低めにしてくる傾向があります。
理由は、急いでいるのである程度の金額でも即決してくれる可能性があるからです。
ですので低い金額から様子を見てきますが、交渉次第では即決もあり得るので高額査定を引き出せる可能性もあります。
「ゆっくり考えたいのか?」
これはどう考えても他社と比較する可能性が高くなりますので、他社を見た後に戻ってきてもらうために少し高めの金額を出してくると思います。
高すぎる査定額なので当然後から戻ってきますが、その時には「市場相場が落ちた」なんて言われて通常の査定額を提示される事になります。
「いくら位で売りたいのか?」
車買取店はお客の希望している金額がわかれば、お得感と限定感を演出しながらその金額に少し上乗せした査定額を出せば、簡単に買い取る事が出来ます!
ですので希望金額は必ず聞いてきます。
希望金額が安過ぎれば車買取店にとっては最高ですし、高すぎれば却下するだけです。
「車を売る理由は?」
例えば「次の車の購入が決まっていて、頭金を〇〇日までに用意しなければならないので早く車を売りたい」なんて理由だったとしたら、「急いで車を売りたい人」という判断になり、低めの査定額から様子見といった感じになります。
他には「借金などで本当にお金に困っていてスグにでも即金が欲しい」なんて状況だったとしたら、足元を見られることは容易に想像が付きますよね。
「押しに弱そうな人か?良い人そうか?」
押しに弱くて良い人そうだったら、相手の感情に訴えかけて落そうとしたりします。
「この人も大変なんだな~」「良い奴だなこいつ」と思わせたり、お客との共通点を探し出して親近感を持たせようとしたりして安い査定額で決着を付けようとします。
「次の車はどこで買うのか?」
次の車をディーラーで買おうと思っている人なら、下取り価格を出されていて下取り価格と比較しようとしているかもしれません。
もしそうなら下取り価格は激安なので、下取り価格より少し高い金額を出してきますので査定額は安くなります。
「他社と比較しているか?」
この場合は他社の金額を聞き出す事に注力してきます。
他社の金額がわかったら、その金額よりも高い金額を提示して、高くする条件として「即決」の約束を取り付けようとしてきます。
基本的には比較しているという事で査定額は高めに出してくると考えられます。
「他社の査定額はいくらなのか?」
他社の査定額が分かれば単純にそれ以上を出せばよいだけなので車買取店としては簡単ですよね。
ですので安易に他社の査定額を言ってしまうと、査定額の上がり幅が最小になってしまいます。
「ネットで車買取の事を研究しているか?」
ネットで車買取りの事を研究している場合は、色々な仕組みを知っている可能性もありますので、査定額も無難に少し高めから様子を見ていくと言った感じになります。
ざっくりですがこんな感じで売り手の状況次第で査定額を上下しているんです。
ただ、これは査定額を高くするチャンスでもあります。
車買取業者を騙せばよい!
お客の状況がどうだったら査定額が高くなるのか?を知っていれば、逆に査定額を高くすることは簡単だと考える事が出来るんですよ!
つまり、質問されたり状況を探られたりしますので、査定額が高くなりやすい回答をしたり状況を演じれば良いってことです。
次章でそれをまとめました。
高い査定額を出してもらいやすい質問の答え方と状況
売り手の状況を見て査定額を決めているので、質問をされた時の理想的な答えをまとめました。
これで査定額が上がり易くなります。
車査定で業者が見ている部分 | 査定額が高くなる状況 | |
急いで売りたいのか?ゆっくり考えて決めたいのか? | ➡ | 急いでいて今すぐにでも売りたいが、金額次第では即決する |
いくら位で売りたいのか? | ➡ | 教えない。わからないと答える |
車を売る理由は? | ➡ | 次の車の購入資金の為 |
押しに弱そうな人か?良い人そうか? | ➡ | 金額以外での判断は絶対にしない事をアピール |
他社と比較しているか? | ➡ | している。 |
他社の査定額はいくらなのか? | ➡ | 教えない。 |
ネットで車買取の事を研究しているか? | ➡ | している。でも一夜漬けの知識はひけらかさない |
右側の状況だと買取り業者に思わせれば良いという事です。
例えば、あなたが「急いでなくて、ゆっくり考えて決めたい」という場合でも、「納得の査定額が出ればスグにでも売りたい!」という状況である事を演じて買取業者に伝えれば良いという事ですね。
最終的には「納得できないのでもう少し考える」といって契約を回避すれば良いです。
【注意点】
基本的には「金額次第でスグにでも売る気がある」という状況だと思わせるわけですが、そうなると買取業者は「今決めて頂ければ◯◯円出します」って感じで「即決」を迫ってきますので、即決する事だけは避けてください。
まとめ
車の査定額は査定前からおおよその金額が決まっている。
車査定では、業者は車を見ずに売り手の状況次第で査定額を変えている!
車買取業者が査定額を上げたくなるような状況を自分でが演じる事で、高額査定を引き出す事が出来る。
いかがでしたでしょうか?
車の査定額なんていい加減なものです!!
車の価値よりも売り手の状況次第で変動しますので、高くなる状況を演じれば査定額は高くなります。
今回の記事を参考にして頂いて、あなたの車が高く売れることに役立てば幸いです。
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