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新車と中古車どっちを買うか迷った時の考え方と重要なポイントは?
2018年2月3日更新
車を買う時は新車と中古車という選択肢がありますが、
新車→「そりゃ新車が良いに決まってるけど・・・予算が・・・」
中古車→「中古車は安いけど、誰かが使ってたのはちょっと気になるしイマイチ信用できない・・」
これから車を買おうと思っている方はこんな風に悩んだりしますよね。
どちらにもメリットとデメリットがあるので、どっちを選択するかは実際に悩むところです。
そこで今回は、筆者が車を買う時に調べて分かった事などを、「新車か中古車」で悩んでいる方に向けて「選択の考え方」、「新車中古車のメリット・デメリット」「新車中古車の注意点」をまとめました。
新車、中古車を選択する指標にして頂ければと思います!是非参考にしてみて下さい!
目 次
車を買う時に最も気にするべき事は?
これは筆者が思う事ですが、車を買うなら新車中古車問わずに一番気にするべき事は「車を売る時の価値」だと思うのです。
おそらく多くの方は車購入にあたって「目先の販売価格」を気にされる事と思いますが、もちろんそれも大事なんですが、それよりも大事なのはリセールバリュー(再販価格)なんです!
車はある程度の期間を乗ったら、また乗り換えの為にその車を売ると思いますので、販売価格よりも、再販価格(リセールバリュー)をしっかりと考えて車を選ぶと、最終的には少ない出費で車を乗れたことになりますので絶対におすすめです!
新車と中古はどちらの方がリセールバリューが高い?
これは普通に考えれば新車だと思いますが、リセールバリューは「購入価格をどれだけ取り戻すか?」が焦点になってきますので、一概にどっちだと言える事ではありません。
中古車で買って、数年乗ってから売っても高いリセールバリューの車もあるからです。
新車でも中古車でも、どっちでもリセールバリューには関係が無いのです。
しかし、同じ金額の新車と中古車を買った場合は話が変わってきます!
その場合は明らかに新車で買った車の方がリセールバリューは高くなると思います。
ですので結論としては、
中古車の販売価格が安かったとしても、その車の最終的な総支払額は必ずしも中古の方がお得だというわけではありません。
表面的な購入価格だけを見て判断するのではなく、売る時の価値まで考えて選ぶことが賢い選択をするコツですよ(^^)/
新車か中古車かは、あなたの計画によっても変わる
ある程度の「乗る期間」を最初に決めておけば、選択肢を絞る事ができます。
「どれくらいの期間を乗るつもりなのか?」で新車か中古車か?の判断がしやすくなったりもします!
乗る期間とそれに合った車は?
3年乗って新しい車に乗り換えていきたい!
こんな方は新車を購入した方が得出来ると思います。
新車購入3年後なら、車の価値もまだまだそれほど落ちていないので、高く売る事が出来て残りのローンを清算、または次の車の購入資金に出来るからです。
もしくは中古車でも「新しめの中古車」なら良いと思います。
中途半端な中古車だと一番損をする可能性が高いです(^_^;)
5~6年は乗りたい
こんな方は新車でも中古車でも良いと思います!
ただ、リセールバリューを考えると新車になります。
新車でも5~6年落ちになってくると、普通の車なら価値は40%以下になりますので、「普通以上にリセールバリューの高い車」を選ぶと最高です。
中古車で単純に購入価格を抑えるというのも全然アリです('◇')ゞ
乗れるだけ乗りたい
こんな方は新車の方が長く乗れて良いと思います!
さらに「購入価格も抑えたい」と考えるなら、中古車で良いと思いますよ(^^)/
新車と中古車のメリットデメリット
新車と中古車には双方にメリットデメリットがあります。
筆者の見解になってしまいますが、以下でそれぞれについてまとめてみました。
新車のメリット
自分好みの車に仕上げられる
オプションの組み合わせなどが自在に出来ます!
自分が最初のオーナーになれるので愛着も湧く
自分しか使ってないので不安も無いですよね!
リセールバリューが高くなりやすい
よほど下手な車でない限り高くなります
最新の技術を搭載した車に乗れる
内装やナビなどの流行や先進システムを先取りできる
税金面で優遇される
排ガス規制に適合しているので優遇されます。
燃費の良い車が多い
環境を気遣って低燃費を競っている風潮がありますので燃費は良くなっている傾向があります。
新車のデメリット
購入金額が高くなる
新車のデメリットと言ったらこれくらいしか考えられませんが、リセールバリューが高いのでそれも相殺出来ると考えられます。
中古車のメリット
最初の購入金額を安く抑えてグレードの高い車に乗れる!
最初のコストを抑えられるのでローン審査も通りやすいです!
掘り出し物がある
すごく状態の良い車が激安で売られている事があります。市場的にはあまり人気はないけど自分はビンゴ!みたいな感じですね。
中古車のデメリット
詐欺に合う可能性が有る(修復歴詐称、走行距離メーター改ざんなど)
これは結構ある事です。筆者も実際に被害にあったことがあります(-.-)
これは販売店の質にもよりますし、整備記録簿などで確認することも出来ますので注意しておけば防ぐことは出来ますよ。
個人的な経験からの意見ですが、「店舗を持っていないブローカー」などからの購入はあまりお勧めできません
彼らの販売価格はたいして安くもありませんしね(^_^;)
誰かのお古になる
以前に自分以外の人が使っていたわけで、どんな経緯をたどった車かわかりませんので若干の不安はあります。
希望通りのタイプが見つからない可能性もある
サンルーフ付きで、シートの色はベージュで、ウッドコンビハンドルで、走行距離が3万キロ以内で・・・・(^_^;)
全ての希望条件が揃った車にタイミングよく出会える確率はそうそう高いものではありません!
中古車販売店のローンは金利が高くなる(銀行マイカーローンを選択すれば問題ない)
中古車販売店の手数料も金利に含まれますので高くなります。絶対にマイカーローンをおすすめします。(後に解説)
リセールバリューが低くなりやすい
もともとが中古で、さらに乗っていけばドンドン古くなっていきますので当然価値は低くなっていきます。
新車と中古車のオートローン金利
多くの方は車を購入するのにローンを選択すると思いますが、ローンには金利が発生してきます!
あまり目立たない存在なので「自分のローンで金利をどのくらい払うのか?」という事を詳しく理解できている人は意外と少なかったりします|д゚)
金利を理解していたとしても、それが高いのか安いのか?という事もあります・・・
ちなみに、どこでオートローンを組むかで金利は変わってきます。
新車か?中古車か?でローン会社は変わる
ローン会社は「新車か中古車か?」「車を買うお店」によって変わってきます!
それぞれのローンの種類と金利、メリットデメリットを以下でまとめました。
新車を買う時のローン会社
例えば新車の場合のローン会社は、自動車メーカー系列のローン会社です!(トヨタならトヨタファイナンスなど)
ディーラーローンは、車を売れ易くするために安い金利設定になっている事が多く、キャンペーンをやっていたりすればさらに安くなったりします。
新車ディーラーの金利:1~8%くらい
メリット | 金利は比較的安く抑えられます。(キャンペーンを利用) メーカー系列会社のローン(トヨタファイナンスなど)なので、審査も通り易いです。 |
デメリット | 銀行マイカーローンよりは金利が高い。そのローン会社のクレジットカードを作らなければいけないなど |
中古車を買う時のローン会社
中古車を買う場合は、中古車販売店の提携しているローン会社となります。
そして、実は中古車販売店のローン金利はかなり高いんです!
中古車販売店のローン金利:8~10%
た、高いですよね|д゚)
メリット | 審査が緩い。金利が高くなりますが、その分中古車販売店もどうしても売りたいので審査が通るようにゴリ押ししてくれる! |
デメリット | 金利がかなり高い。中古車販売は中古車の利益以外にもローン金利手数料を稼ごうとするので |
なぜ中古車販売店のローン金利は高いのか?
それは、中古車販売店の手数料がローン金利に含まれているからです!
中古車販売の利益以外にもローン金利も利益として計算しているからなんです。
※しかし、中古車を買う場合でもディーラー系列の中古車販売店ならディーラーローンを利用できる事もあるので、安い金利で済ませられると思います。
銀行系のマイカーローンは金利が安い
最近では銀行のカーローン融資商品が多くなってきていますよね!
新車でも中古車でも関係なく、かなり低金利です。
エコカー優遇など、エコカー購入の場合は金利を優遇するなどのサービスを行っている銀行もありますので、検討をしてみる価値はかなりあるかと思います。
しかし、金利が安いという事は審査が通りにくいという事になります・・・|д゚)
銀行系のマイカーローン金利:1.3%~
メリット | 金利が安く抑えられる。 |
デメリット | 金利が安いのでその分審査は厳しくなってきます。 |
車は購入金額が大きいので、金利が1%違うだけでも最終的な金額に大きな差が生じます!
ですので出来るだけ安い金利のローンを探す事が重要になってきます!
新車購入で気を付ける注意点・ポイントは?
新車の場合、車自体に問題がある事はないですし、保証も付いているので心配する必要はありません。
注意するポイントを上げるとしたら、「契約段階の価格交渉」などです。
例えば新車には値引きがありますが、もし下取りも一緒にしてもらう場合は罠にはまらないように注意が必要です!
よくあるのが、値引き額と下取り額を合算して、割引額として提示されるパターンです。
以下の例をご覧ください!
↓↓
【ディーラー】:「下取りが70万円で値引きが30万円ですね~。。下取りと値引き合計90万円ですが、今回は頑張って値引き分を10万円アップさせていただいて合計100万円の値引きという事でどうでしょうか?」
【お客】:「おお!それなら今すぐに契約するよ!!」
このようなやり取りが価格交渉の場面で多くみられますが、実はこれは価格トリックです!
この場合、実は下取り価格は90万円だったりします|д゚)
という事は実際の内訳は10万円しか割引をしてもらっていない事になりますよね|д゚)
大幅な値引きをしてもらっているように見えて、実はただ単にその分下取り額が安くなっているという事です!
多く値引きをしたように見せて契約を決断させただけで、実際は下取り価格を安くしているのでトータル的に見るとディーラーは10万円だけの値引きしかしないで契約を成立させたことになるパターンです!
実はこのパターンってよくあるんですよ('Д')
価格トリックを防ぐには?
これを防ぐには、まず「下取りは無し」という条件で値引き交渉して見積もりを出してもらうようにしましょう。
粘って限界まで値引きを引き出せたら「じゃあ契約!」って所で「やっぱり今乗っている車も下取りをお願いしたい!」と言う流れにしましょう!
理由は「買取り店に売却をしようと思っていたがやっぱりメンドクサイので」とかなんとか言っておけば良いと思います。
こうする事で新車購入時に「限界値引き額」と「しっかりと評価してもらった下取り価格」を購入価格から値引きしてもらう事が出来ます!
その際は下取り価格の交渉を上手くこなすために、自分の車のある程度の市場価値を知っておけば完璧ですよ(^^)/
中古車で気を付ける注意点・ポイントは?
新車の場合は車の状態については特に注意する点などはありません。
ですが、中古車を購入する場合は車の状態については注意が必要です。
中古車の場合は「騙される可能性がなくはない」という事です!
車の状態を偽られてもわかりませんよね!!
例えば修復歴などを偽られた場合、車に詳しい人でなければ見破る事は不可能です!
他には水没した車だったり、走行距離メーターが改ざんされている場合もあったりします。
中古車販売店と言っても上場しているような大手から個人で営業しているような個人ブローカーまで沢山あって、その中には悪質な業者も確実に存在していますのでお店選びも重要なポイントになってきます!
候補の中古車がある程度決まったら、他の店舗の同じ車種、同じような条件の車との価格を見比べてみて、あまりにも安過ぎるようなら注意が必要です!
中古車は明確に市場相場がありますので、各社で数万円程度の違いはあれど販売価格はどこの会社でもほとんど同じような価格に収まります。
これは言い換えると、市場相場がハッキリとしているのでわざわざ安過ぎる価格で売る理由は何一つ無いとも言えます!
安く売ってしまうくらいなら業者オークションなどで相場で売ってしまった方が賢いです。
つまり、安過ぎるという事はそれなりに理由が有るからだという事になります。
新車か中古車かどうしても決められない人に超おすすめ
もし新車と中古車で迷っていてどうしても決められないのであれば両者の良い所取りをした新古車というのが良いかもしれません!
この新古車というのは、新車なんだけどすでに新車登録がされてしまっている車の事です。
具体的に言うとディーラーの展示車として使われていたものや、ディーラーが決算時に目標販売台数をクリアする為に自腹で新車を購入した時の車の事です。
ディーラーが自腹で買った車を、新車よりも格安で利益ゼロに近い金額で売ったりしているのが新古車です!
何故自腹で購入したりするかというと、ディーラーは年間販売目標台数の達成状況によってメーカーからのインセンティブの額が大きく異なってくる為、
例えばあと1台で目標販売台数を達成すればインセンティブが大幅にアップするという状況だったら、1台自腹で買ってでも目標を達成した方が儲かるという状況になったりします。
とりあえず自腹で買っておいて、後から仕入れ代分くらいの価格で売れば仕入れ代分はペイ出来るので損をする事も無くなります。
新古車は新車を格安で買う事が出来ますのでかなりお得な買い方です!!!
今乗っている車を高く売れば予算が増える
今、あなたが新車と中古車を検討しているという事は、「今乗っている車と買い替える予定」という方もいらっしゃると思います。
その場合「今の車をどうするか?」も非常に重要です。
古い車を高く売る事が出来れば「次に買う車の予算が増える」事になりますので、もし予算の都合で中古車を検討している方の場合、売却金額次第では一気に新車を視野に捉える事が出来るようになります!
ディーラーの下取りは安い
もしかしたら、新車を検討している方はディーラーで「下取り」してもらおうと考えているかもしれません。
車を売る方法には「下取り」ともう一つ「買取り」という選択肢があります。
そして、ディーラーでの下取りは買取に比べるとかなり安くなってしまうと言われています。
下取りよりも買取りの方が平均で20万円も高くなるとの統計もあります!
もし車を売るなら絶対に買取を選択した方が得できますよ(^^)/
業者の査定額は比較する事が必須
車を売る時にやってはいけない事は、「1店舗だけの査定で売る事」です。
何故なら1店舗だけの査定だと「言い値」になってしまいかねないからです!
業者からしたら、比較されていなければ買取価格を高くする理由はありませんので、上手く言いくるめて安く買い取ろうとするのは当たり前の話だからです。
そうならないためには「比較」するしかありませんし、比較すれば簡単に査定額は高くなります。
次の車の購入資金のためにも、今の車を最大限に高く売る事が重要だと思いますので、絶対に買取を選択するべきです。
複数の車買取店を効率的に比較するにはこちらの記事がおすすめです!
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【私が車一括査定サイトを利用した時に研究したサイトの選び方をシェア】
まとめ
以上、新車か中古車で迷った時の考え方やメリットデメリットなどをまとめてみました!
どのように考えているか?や、何を重視するか?でどちらが良いかは人それぞれになってしまいます。
まずは自分が何を優先事項にしたいのかを整理してから色々と検討してみる事をおすすめします!!