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ハイエースバン・スーパーGLの8~10年落ちリセールバリューを解説
「ハイエースバン・スーパーGLの買取相場が知りたい?」
「10年落ちのリセールバリューは?」
「10万キロオーバーのリセールバリューは?」
「ディーゼルの買取額は高いの?」
ハイエースバンと言えば「値落ちしない車」の代表的な車種であり、低年式、超過走行など、どんな条件でも値段が付くリセールバリューが高い車です。
あまりいい事ではありませんが、「盗難被害」が多い車でもあり、それは「いかにこの車の価値が高いか!」を証明している事実の一つでもあります。
ハイエースバンは「仕事用」のイメージが強い車ですが、人気グレードである「スーパーGL」は、仕事用、プライベート用のどちらでも使う事が出来る仕様になっており、7~8割以上の人が選ぶと言われているほど人気が高いグレードです。
今回はハイエースバンのスーパーGLに絞ってリセールバリューを解説しますが、
ハイエースバンは「長く乗りつぶしてから売る」場合が圧倒的に多い車なので、今回は8年~10年落ちの低年式の車を解説します。
目 次
ハイエースバン・スーパーGLの8~10年落ち買取相場(リセールバリュー)
10年~9年落ちとなると2008年モデル、8年落ちで2010年モデルとなります。
ハイエースバンにとっては8年~10年落ちは当たり前のことであり、ここからの値落ちの無さがこの車の真骨頂と言えますので、リセールはかなり期待できると思います。
走行距離に関しては1年1万キロ以内を想定していますので、8万キロ~10万キロの想定になりますが・・・
しかし、ハイエースバンに関しては国内で過走行車だと感じる距離でも、向こうでは何ら問題にならないなど、走行距離に関しての感覚にはかなり差があります。
つまり、過走行車でも海外需要は全然高いのであまり気にしなくても良いという事です。
9~10年落ちのリセールバリュー(2008年《平成20年》9月モデル)
グレード | 新車価格 | リセールバリュー(買取相場) |
---|---|---|
スーパーGLロングAT(2.0ℓ) | 260.7万円 | 50% |
スーパーGLワイドロング ミドルルーフAT(2.7ℓ) | 285.9万円 | 53% |
スーパーGLワイドロング ミドルルーフAT 4WD(2.7ℓ) | 316.3万円 | 52% |
スーパーGLロング ディーゼルターボAT(3.0ℓ) | 317.5万円 | 55% |
スーパーGLロング ディーゼルターボAT 4WD(3.0ℓ) | 348万円 | 54% |
スーパーGLワイドロング ミドルルーフディーゼルターボAT(3.0ℓ) | 331.7万円 | 57% |
※買取相場はあくまでも参考程度です。走行距離や様々な条件などで変動します。
8年落ちのリセールバリュー(2010年《平成22》7月モデル)
グレード | 新車価格 | リセールバリュー(買取相場) |
---|---|---|
スーパーGLロングAT(2.0ℓ) | 269万円 | 53% |
スーパーGLワイドロング ミドルルーフAT(2.7ℓ) | 294.1万円 | 56% |
スーパーGLワイドロング ミドルルーフAT 4WD(2.7ℓ) | 324.5万円 | 55% |
スーパーGLロング ディーゼルターボAT(3.0ℓ) | 330.3万円 | 58% |
スーパーGLロング ディーゼルターボAT 4WD(3.0ℓ) | 360.7万円 | 57% |
スーパーGLワイドロング ミドルルーフディーゼルターボAT(3.0ℓ) | 344.4万円 | 60% |
※買取相場はあくまでも参考程度です。走行距離や様々な条件などで変動します。
スーパーGLの基本的なグレード展開は同じです。2010年モデルは2008年モデルに比べると新車価格が少し高くなっています。
もし、年式が7年落ち以内でしたらプラス15~20%の期待が出来ます!
スーパーGLのリセールが高くなる条件は海外輸出がキーポイント!7年落ちまでなら超高額が期待できる!
スーパーGLのリセールバリューが高い理由は、国内での中古車の需要が高いからだと思うかもしれませんが、それもありますが、実はそうではなく海外需要が相場を支えています。
海外では「世界一壊れない車はハイエース」と言う認識になっている
「何キロ走っても故障しない頑丈な車」として世界中で認識されており、特にアフリカなどの発展途上国では10万~20万キロ程度の状態なら新車同然のように喜んで欲しがられますので、中古車市場でハイエースバン・スーパーGLを買うのは、ほとんどが海外のバイヤーです。
スーパーGLの7年落ちと8年落ちはかなり差が出る!8年規制とは?
ハイエースバンは海外輸出の際に「輸入規制」によって価格がかなり上下する車で、主要な輸出国の「8年規制」に該当しますので、7年落ちまでは高いリセールになります。
逆に8年落ちとなると「8年規制」に引っかかりますので、一気にリセールは落ちてしまいます。(しかし落ちたと言ってもかなり高い水準で売れますが・・・)
今回の買取相場は8年~10年落ちのスーパーGLについて解説していますので、「8年規制」には引っかかりますが、もし7年落ちならさらに高く売るチャンスとなります。
8年規制とは?
簡単に言うと、「8年落ち以上の車の輸入にはかなり高い関税を掛けますよ」などの規制の事です。
7年落ち以下の日本車は市場価値が高いのでそうそう買える人は居ませんが、8年落ち以上になってくるとようやく手が届く市場価値になってくるので多くの人が買えるようになります。
これがどうゆう意味があるかと言いますと、
主要な輸出国のアフリカの国などを例に上げると、日本車は大変人気で輸入をすればするほど売れてしまうので、自国の自動車産業への影響が大きくなります。
それと、急激な自動車の増加で渋滞問題が深刻化しているので、手ごろに買える日本車(8年落ち以上の車)の輸入が増えると、さらに車の数が増えて渋滞問題がさらに深刻化してしまいます。
このような理由で手ごろに買える日本車(8年落ち以上の車)には高い関税などの規制をかけているのです。
ディーゼルの方がエンジンが丈夫なので人気が高い!
海外では「本当に走らなくなるまで100万キロでも乗る」というのが常識なので、「世界一壊れない車」として有名なハイエースが人気がありますが、その中でもさらに、ディーゼルエンジンは丈夫な作りとなっているために人気が高いです。
発展途上国や砂漠地帯のような場所で使う場合も多いのでディーゼルエンジンが好まれるのです。
それと、単純にレギュラーガソリンよりも軽油の方がコストが安いという理由もあります。
4WDは国内需要が高い!海外需要は2WD!
4WDが真価を発揮するのは雪道や山道などの悪路を走行する時と言われていますが、ハイエースの需要が特に高いアフリカ地域に雪は関係ありませんし、悪路にも強いので、アフリカなどでは需要が高そうですが、それよりも4WDのデメリットになる「燃費の悪さ」を避けたいことから2WDの方が人気が高いようです。
マニュアル車の方が修理に対応しやすいので人気だが・・・
海外では走行距離100万キロなどは当たり前の話で、本当に走らなくなるまで修理して乗り続けます。
そうなると当然、ミッションも故障箇所として修理をする事になると思いますが、その時にオートマチックよりもマニュアルの方がミッションの構造が単純で修理がしやすいので人気が高いのです。
オートマチックは複雑な構造になっているので修理がしにくい為に敬遠されがちです。
しかし、スーパーGLはオートマチックしかないので、もし今からハイエースバンを乗りつぶすつもりで買うなら、リセールを考えたらマニュアル車のあるグレードをおすすめします!
走行距離は多ければ多いほど海外需要が高くなる!
海外でハイエースバンが人気なのは「100万キロ走っても壊れない頑丈さ」なので、20~30万キロ程度なら新車同然の扱いと言っても過言ではありません。
逆に言うと10万キロ程度だとまだまだ国内市場でも十分な査定額が付きますので、海外の発展途上国の人が買うには高すぎる金額になってしまいます。
ですので30万キロ以上くらいからがちょうど手が出る価格になってきます。
日本で30万キロといったら「廃車確定」くらいの扱いになりますが、海外ではちょうど手が出るくらいの価値になってきて、売る側も「まさかこんな金額で売れるとは!」なんて感じになります!
このように、走行距離が多ければ多いほど思わぬ買取金額が付く車なのです。
カスタム仕様は国内で需要が高いので高評価が期待できる!
ここまで海外需要の高い条件を書いてきましたが、ハイエースをカスタム仕様にしていたりする場合もあると思います。
そのような車の場合は海外での需要は少なくなってきますが、ハイエースバンは国内需要もしっかりとありますので基本的には高値で売れます。
ハイエースバン・スーパーGLの国内需要が高いのは高年式や低走行車
ハイエースバンのような車は20万キロレベルまで乗りつぶしてから売られることが多い為、中古車市場に出回っているハイエースバンのほとんどは過走行、低年式などが多いですが、
日本では「10万キロを超えた車は価値がゼロになる」という風潮があり、そのような条件の車を買う事を嫌がります。
ですので国内での需要はどちらかと言うと高年式で走行距離の少ない車が人気があります
車は「時期」で価値が変わる!1~2月、7~8月は車業者の決算前で高額査定が期待できる
車には「車自体の価値」以外にも「時期の価値」もあります。
車は3月、9月がよく売れる時期と言われており、その時期の1~2ヵ月前くらいは車買取業者などが仕入れ(買取)を積極的に行いますので、ちょっとした売り手市場のような状態になって買取価格が多少上がります。
3月は新生活の準備&車業者の決算時期
3月に車が売れる理由は、4月の新生活に向けて多くの人が車を購入するからというのと、
それに加えて3月は車買取業者などの多くが決算となりますので、3月の売り上げ数字を意識して1~2月に積極的に買取をするので、1~2月は少々条件の悪い車でも買取査定額が上がるのです。
9月は車業者の半期決算
9月に車が売れる理由は、9月が車買取業者の半期決算時期となるので、7~8月は9月の売り上げを意識して、仕入れとなる買取を強化をする為です。
このように、車は高く売れやすい時期がありますので、可能ならその時期を狙いたいところですよね。
車の価値は「今」が一番高い!
しかし、高く売れやすい時期があると言っても、車は日に日に価値が下がっていく性質を持っていますので、結局のところ一番高く売れるのは「今」という事になります。
あなたの今の車の価値はいくら?
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ハイエースバンを売る時の鉄則は「即決をしずにじっくり比較」
車買取店というのは、基本的に即決で決めてもらいたいと思っているので、「今日決めてもらえるなら~」や「ちょうど欲しがっているお客さんが居て探していた」などのような言葉で巧みに「即決」を迫ってきますが、基本的にはただの「営業トーク」です。
しかもハイエースバンは、もしそのような好機が本当にあってタイミングを逃してしまったとしても、またすぐに好機が訪れますし、数ヵ月くらいの事で市場相場が変わるような事は無いため、この手の営業トークに惑わされないようにしてください。
ハイエースバンは完全に売り手市場!
ハイエースバンが高値で売れる事は車買取店もよくわかっていますし、簡単に値段が落ちる事は無いとわかっていますので、普通の車買取店なら絶対に欲しがります。
複数の車買取店を比較して、本当にこれ以上は無理そうだなと思う査定額が出るまでは、何にも惑わされずに最後まで粘って良いです!
しかし、ハイエースバンのグレード設定はかなり細かいし、色々な要素で査定額が上下しますので、プロである車買取店は様々な理由を述べて安く買い取ろうとしてくることも考えられます。
ですので、車買取店と直接やり取りをするのは少し分が悪くなりますので、査定額を比較するならコチラのサービスがおすすめ!↓↓
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昔からよく利用されている車買取サービスと言えば「車一括査定」が有名ですが、何かとトラブルも多いと言われていて、敬遠する人も多くいらっしゃいます。(今はそんなにトラブルは無い!)
そこで最近は、車一括査定のデメリットと言われている部分を省いた「ユーカーパック」というサービスが勢いがあります。
ユーカーパックの特徴は以下の通りです。
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まとめ
ハイエースバン・スーパーGLが高く売れる要素をおさらいします。
ディーゼルが高リセール
走行距離は多ければ多いほど海外需要にハマりやすい
7年落ち以内ならさらに高く売れる可能性が高い
海外需要が高いので低年式でも評価が高くなる
必ず複数の車買取業者に相見積もりを取って比較する
車の価値が一番高いのは「今」なので売るなら早めが良い
出来れば時期は1~2月、7~8月を選択すると高く売れやすい
これから購入を考えている方でリセールバリューを気にされている方も上記条件を取り入れて買えば、売る時により多くのお金を取り戻す事が出来ますよ!
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