- トップページ
- 車買取・査定に役立つ豆知識
- 私の車って事故車?「修復歴あり」ってどんな状態の車?
私の車って事故車?「修復歴あり」ってどんな状態の車?
2017年3月30日更新
「前に事故って修理した事があるから事故車になるのかな?」
あなたはこんな風に思っていませんか?
車の情報を見ているとよく目にする「修復歴」という表記がありますが、「事故車」という言葉も良く目にするし・・
「修復歴」と「事故車」、二つの意味を明確に理解している人は少ないです。
そこで今回は、「修復歴」「事故車」の意味と、修復歴と記録される条件などに付いて解説しました。
なんとなく自分の車を「事故車」だと思ってしまってる人は必見です。
簡単に分かり易く解説していますのでぜひ参考にしてください!
目 次
「事故車」と「修復歴車」の違いは?
「事故車」という言葉は、使う人にとって意味が変わります。
この「意味の違い」を理解しておかないと、車を売る時に損をしてしまう事になりかねません!
「事故車」という言葉には2つの意味がある
そもそも「事故車」とはどうゆう車のことなのか?ハッキリと認識している人は少ないと思います。
具体的に言うと、素人の一般消費者が使う「事故車」と車業者が使う「事故車」は意味が違うんです。
それぞれの「事故車」の意味
言葉を使う人 | 「事故車」の意味 |
---|---|
一般消費者 | 事故を起こして修理した車 |
車業者 | 修復歴のある車 |
「修復歴車」の意味は?
みなさんも「修復歴」という表記を見た事や聞いた事があると思いますが、車業界で言う所の「事故車」というのは「修復歴あり」の車の事です。
つまり車業者は「修復歴ありの車」を「事故車」と呼んでいるんです。
「事故車」と「修復歴有の車」は同じ意味です。
「修復歴あり」になる状態は?
事故をして車を修理すると言っても、様々な修理があります。
事故ではないけど修理をしたりもします。部品を交換したりするのも同じです。
どのような修理・部品交換をすると「修復歴あり」になるのか?ですが、
車の骨格部分を損傷したりして修理・交換をした場合に「修復歴あり」となります。
修復歴となってしまう修理箇所は?
車の骨格部分とは、①ボディのフレーム、②クロスメンバー、③インサイドパネル、④ピラー(車のドアの枠の所)、⑤ダッシュパネル、⑥ルーフパネル(車の屋根)、⑦フロア、⑧トランクフロア、⑨ラジエーターコアサポートです。
上記の部分のどれかが修理・交換になっていると「修復歴あり」の車になってしまいます。
逆に上記の骨格部分とは関係ない箇所を事故を起こして修理・交換したとしても「修復歴なし」の車になります。
「修復歴」にもレベルがある
車の骨格部分を修理すると「修復歴あり(事故車)」になりますが、ほんとに軽くぶつけた程度の修理でも場合によっては「修復歴あり」になる事もあります。
最近は、バンパーのすぐ裏側にインサイドパネルやフレームがある作りになっている車もありますので、バンパーの修理をするのにインサイドパネルやフレームの修理も必要になってしまい、「修復歴あり」となってしまいます。
ただこの場合は、軽度の事故である事実は理解されますので大事故で「修復歴あり」となった車ほど査定額に影響が出る事はありません!
このように「修復歴あり」にも軽度から重度までレベルがあって、販売されるときには「修復歴の度合い」が表記されたりしますので、査定額への影響も度合いによって異なってくるというわけです。
「修復歴」についての知識があると業者と対等に渡り合える
「事故車」(修復歴あり)になってしまう条件を知っていると、査定業者とのやり取りで絶対に役に立ちます!
もし自分の車を査定してもらって車買取業者に以下のように言われたら、あなたなら何と答えますか?
【業者】
「 ドア部分が板金修理されてますので修復歴ありの事故車になりますね~、、これだと査定額も大幅に減額になってしまいますよ!!」(ドアの板金修理は事実です)
多くの方は以下のように答えると思います。
【あなた】
「ですよね~!派手にぶつけちゃって・・・出来る限り少ない減額でなんとかお願いします。」
そして車買取業者に「わかりました!難しいかもしれませんが、出来る限り頑張ってみますね。」
こんな風に言われて、車買取業者にペースを握られることになりかねません。
言葉の意味をハッキリさせる事に意味がある
車買取業者の言っている事は合っているようで間違っていますよね!
確かに事故車だけど、どっちの意味の事故車なのか?
もしあなたがこんな状況になった時に「どうゆう意味か?」を問う事が出来ますので、業者に一目置かれるようになったりして、その後の展開が変わる事も考えられます。
「ドアの板金修理があるから事故車になりますね!」
↓
「事故車の意味は、修復歴がある車という意味?」
「事故車の意味は、ただ単に事故を起こして修理した車と言う意味?」
上記のどちらになるかで査定額は大幅に変わってしまいます。
何も知らずにいると、「修理しただけの車」なのに「修復歴がある車」という扱いにされてしまう可能性も無い事はないです。
この知識はこんな感じで役立てる事が出来ますよ。
「修復歴あり」でも車は高く売れる
まず「修復歴あり」の場合でもあまり査定に影響してこない車種もあります。
それは海外で人気のある車です。
日本車は品質が良くて壊れないので海外では絶大な人気があり、
世界中の自動車バイヤーが日本のオートオークション会場に買い付けに来ています。
日本では「10万キロ乗った車は廃車になる」くらいの認識を持っている人は少なくありませんが、じつはこれはとんでもない話です。
海外だと80万キロ~100万キロまで乗る事は珍しくありません!
乗り潰して廃車になった後でも、車のエンジンをボートのエンジンとして再利用したりするくらいです。
ですので、「修復歴あり」なんて海外では全く気にされる事が無いのである程度の金額は期待できます。
まとめ
「事故車」と言う言葉は消費者と車業者では意味が違ってくる
「事故車」と「修復歴車」は同じ意味
修復歴車は骨格部分を修理・交換した車の事
修復歴についての知識があれば業者と対等に渡り合える
いかがでしたでしょうか?
ある程度の知識を持っておけば、車業者の話が理解できるようになりますし、一目置かれるので買取価格交渉を有利に進める事が出来るようになったりします。
今回の記事が参考になって、あなたの車が高く売れれば幸いです。
修復歴車の買取が得意な業者が多い車一括査定サイトはコチラ!
↓↓タップして公式サイトへ